少し海の見える街へ
新しいビルたちと
新しい芝生の先に見える水面
意識しながらベンチに独り
腰掛けいくつかの文章を書く
広く静かな場所に
午後の光が僕と一緒に佇んでいる
まだ知らない
あなたがここにて僕のことを読むのなら
やかていつか何処かで見事に出会い
互いのことを知らずとも
優しい心で挨拶を
できやしないものでしょうかと願う
風がいたずらをして
僕が飲み干したカフェラテのコップを転がす
追いかけるけどなかなか捕まらないから
ふふふと笑う
そんな僕のことを見て
誰かが遠くで微笑むのなら
それもまた
とても喜ばしいことだ
風と戯れ
光と座り
詩をつくる
なんて幸福だろうと
思う
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。今日も必死に、生きています。