友と中華をたらふく食べて
大声で笑うもんだから
僕もつられて笑う
バイクを買ったのだと言って
乗ってきたもんだから
恐る恐る僕も乗ってみる
エンジンを蒸してみる
ヴォンヴォンと
生きてるみたいに声がする
座ったお尻から
体温のようなエンジンの熱さを感じる
たらふく語った大事な話のことを
暫し忘れて驚き笑う
帰り道
僕らは目付きが悪いから
眠たそうだとよく言われるのだと
確かな声色で言った友を思い出す
そうかそういうもんかと
妙に腑に落ちて
また一つ自由になった心地を味わう
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。食べ過ぎたなぁと言って笑い合う。よい友を持ったもんだと十年近く経ち、思う。