遠くへ

ああ世界
どうしてだいって尋ねたところで
答えてなどくれないから
心の中に留めておくよ
空の中にため息と共に放つよ

耳を塞ぐように聴く音楽
異国の歌声が癒す
言葉を持たない心の水面

淀んだ雲に沿って歩いて
社会など全て忘れて
ただ青い方へ
ただ向こうへ
いくよ

日差しの色を浴び
優しく笑えるように

澄んだ音を浴び
確かに独り笑えるように

自らに中
青く澄んだ場所を持ち
白く澄んだ声を聴く

ああ世界にとって私は遠く
どうしてだいって尋ねたところで
答えてなどくれないから
心していくよ
私は私で
果てまでいくよ

本日も落書きを読んでくださりありがとうございます。光を受けて輝く湖のような場所でありたいと願うが故の葛藤と共にいくよ。