過去が故

街の中
行き交う人々

何処から来て
何処へ行くかも分からないまま
目線を合わせる一期一会

一つひとつを小分けして
どれが美味しいかなど聞かないで

一つひとつを区別して
何処が面白いかなど考えないで

なるべく一つのものとして
たった一人の人として
総じて好きだと思えたならばよいのです

あなたにも
私にも
この街にさえも自ずから
去っていった過ちもあり
それ故の今ここに至った未来なのですから
総じて好きだと思えたならば
よいのです

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。過去って、過ちが去るって書くんですね。