ノルタルジックシティ

ダウンタウンを歩く
海沿いの街

日差しを遮り
木漏れ日にする
並木道

天井が果てしなく高い
窓は美しく広い
集う人々が自ずと小さく見える
お気に入りのレストラン

出会ったことのないはずの誰か
親しく思えて不思議に互いに笑い合う
異国の客席

大人も子供も
誰しもが等しく並ぶ
アイスクリーム屋の景色
思い出す笑顔

夜八時を過ぎ
あっという間に疲れ果てた私を追いかけ
ようやく始まる夕焼け時

目的などすべて忘れて
ようやく見違え
まばゆい世界

旅人になった私

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。浮足立つこともなく、ただ静かに懐かしい世界を眺めて、思うことができる自分に育ったのだという喜びと旅の疲労を抱き締め眠る。