のんびりと、海岸沿いの街を歩いていきました。着いて少しぶらぶらしていたら、あぁもう夕方だということに気付きまして、夕焼けを見に海辺へと向かいます。
人もまばらで、波も静かで、右を見れば夕陽がゆっくりと沈んでゆくのが見え、左を見れば紫色から深い青へと変わりゆく空が見え、あぁ私は今なんて美しい空に囲まれているんだろうと思った次第でございます。
ただ美しいというものは、どうやらそのものについて考える余地など私に与えることなく、ただ心地よく、健やかに、心に下地として佇むものなのだろうと感じています。
帰り道、美しい空を下地に、色んな事を思い思い、純粋に私の中の私とお喋りしながら歩くことができたのは、きっとどうやらそういうわけだったのだろうと思っています。
美しさに理由を求める愚考から、
私を遥か遠くへ運ぶ、
波風の心地。
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。ただ美しさだけに浸ったのち、心身に残る自分を知りたいのです。