グラスに注ぐ

悩みつつ
生きていく

世界は冷たく
真冬に飲むコーラみたいだ

慌てながら
生きていく

世界は痛く
真夏に飲み干すココアみたいだ

夜が僕に思わせたのか
はたまた僕が今宵を塗ったのか

夜が黒いと決めたのは
果たして夜か誰か
もしくは僕か

雑多に見える街並みで
輝くグラスを持ち笑う
楽しい顔した孤独や無知

文字になった過去が見つめる
今から未来へ向かう人々

いずれの側に立つのだろうか
何処で一体満足してしまえるのか

人類という言葉に隠れた一人ひとり
人生という言葉に混ぜた昨日今日
未来なんて言葉で誤魔化した明日の自分

苦しい顔して飲み干した
いつかのグラスに
注ぐように語るなら
確かに向かう希望の所在を
自らの言葉にて

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。他人事のふりしたいつかの自分へ、届け。