余韻

何処にも行かない
他の誰にもその全ては伝わらない

朝の会話
昼間の立ち話
夕焼けを見届けたこんばんは
夜に紛れてする話

線路を挟んで交わす視線
西と東で打ち合う言葉

テキストだけでは
抱き合う心地には到底敵わない
触れ合う心地には遠く遠く
至らない

すれ違い合い
行き交い合い
それでもやがて
あと一歩だけ

近付けたなら
きっとそこから
変わりゆく景色
響く未来と心に余韻

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。人知れず過ぎていった美しい夜の余韻を思い出して。