微風

海を眺める
その時間を思い出したくて
目を閉じて音楽を聴く

海岸線に反射する
私を眺めて暮れた夕暮れ

砂浜を歩く
足跡が告げる
一分一秒そこにいた存在

海にて
おおよそのことが
証明される
他愛無い私という粒

流されぬように
波打ち際をゆくように
暮れていく人生


そよ風

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。そよ風で十分、変わることもあるのだということ。波打ち際を歩くだけで十分、分かることがあるのだということ。