光の粒

重さが滲む
昼の香り

緩やかに流れる
水面になる風

どうせなら
連れられ行ってしまえばいいのでしょう
花が吹きゆく方角へ

大きな窓の隙間たちから
迷い込んだ光の粒たち

それを眺めて
立ち止まる私の粒たち

ゆらめいてゆきましょう
私の赴く方角へ

流されながらも
自らの風をまとってゆきましょう

飛べる鳥たちにしか
飛んだ心地はわからぬように

あなたの心地も
私の心地も
故に違わずそうなのでしょう

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。「私らしく」という言葉の放つ不協和音が聴こえますか。