月別: 2023年3月

書きかけた話書かなかった話 言葉が生まれる過程に言葉は無くただ景色の中から生活の中から年月をかけて形が生まれる大河のような純然さ 積み重ねたものが放つ美しさ感動が証明する心の所在いつか落として失くしたなんて思ってた私を表 […]

海を眺めるその時間を思い出したくて目を閉じて音楽を聴く 海岸線に反射する私を眺めて暮れた夕暮れ 砂浜を歩く足跡が告げる一分一秒そこにいた存在 海にておおよそのことが証明される他愛無い私という粒 流されぬように波打ち際をゆ […]

雨音と部屋に流した音楽が混ざる夜私のためだけの曲になる 暗闇の中綴りたい言葉があり抱き締めたい思い出がある 静かに遠く旅した記憶が守る夜 少しだけ窓を開けて空と繫がるどうやら私は生きていて気配を用いて雨粒と呼応する 緩や […]

競争というものがありまして嫌だなぁと思ったりものによってはときによっては楽しいなぁと思っています 一番になりたいという気持ちがずっと子供の頃から私にはどうやらあまり無く何番になるかを決めることの方にこそ楽しさを感じる質の […]

ゆるやかに今日 やわらかに今日 ねがわくば今日 とぼとぼとすくすくと過ぎていってやくれませんかね今日 叶うならちいさな声でやさしい響きでただ意味もない言葉に乗せて安らぎを届け合えたらいかがでしょう そういうわけにはいきま […]

爺ちゃんの父ちゃんは、どうやらワインを作っていたらしい。一升瓶に入れて、それを売っていたらしい。 初めて聞くその話に、「面白いなぁ」と弟と一緒に唸り、そういう話をもっとおくれと、叔父さんの話に頷く。 こんなによく喋る叔父 […]

私としては不服です そう思えることが確かにあっていいのです その裏に隠れた自分自身が研がれるのなら 身近に咲いた綺麗な花を守れるのならいいのです 別に誰を傷つけるわけでもなくただ自分が傷つき研がれ磨かれていくのならいいの […]

カフェ。 名前を呼ばれたら取りに行こう。そう思いしばし席で待つ。 やがて静かに、僕の元へとコーヒーを運んでくれた。顔馴染のバリスタ。 お礼を伝える間も無く、すぐに持ち場へ戻りまた、コーヒーを淹れ始める。 そういう優しさを […]

気持ちというものはどうにもすっきり換気などできません 持っている気を手放すにもなかなかどうにも見えるものではないので苦労することがよくあります 気にしたくないことも気にすべきでもないことも案外長く胸のあたりにあるものだな […]

蓋を開けてみれば、全試合しっかり見てしまっていましたワールド・ベースボール・クラシック。 なんとなく、書くまいと思っていたものの、やはり書いておくべきかと思い直したところです。 いやぁ、やっぱり野球は面白い。スポーツでい […]

どこまでいきたいというよりもどこまでもいきたい人 つぎのためのいまというよりもこのままずっとをのぞむ人 めぐりめぐってどうやらねやっぱりあなたなんだよねっておもわれる人わたされる人めぐってくる人 めにみえないだけどたしか […]

一日中パソコンとにらめっこそれでも割りと変わっていきます世界 そんな許しに耳を貸して気が付いたらもう今日も星々 文明の利器と割と仲良く過ごしているつもりだけれどそんなことを思っている間にまんまと支配されてしまっている気も […]

忙しないよ探し回って変わりゆくふりして街並み変えていくのは僕等みたいな人の顔 本当は寂しいふりして確かめたいだけ自分の声色誰かの顔色あなたの症状 ゆっくりでも咄嗟にだって構わないから辿り着きたい場所を見つめてお湯を沸かし […]

また行きたいなと思っていいなら思います また会いたいなと思っていいなら思います どんな絶景も素晴しい思い出ももうこれ以上はいらないよと思える程に満ちた夜ももう一回もう一度思っていいなら思います 見納めだなんてもう二度とだ […]

仕事、というものが僕にはどうやら無いのではないかとか、最近考えている。 仕える事と書くのだから、仕える人やものがなければそもそも言葉の意味がないだろうと思ったのが始まりだが、調べてみると元々仕事は為事と書いていたのが当て […]

リズムがあるのもいいものです 僕のリズムは少しお日様とはズレていますがいいものです 黙々と積み上げていくのはいいものです バタッと止めてあっちだーって吹かれていって抱きしめるのもいいものです 時折ふふふと笑い合って夜に隠 […]

ルールの中で遊びましょ そういうんではないところが私にとっての詩というもののお気に入りです ルールを元に解き明かしましょ そういうところが私にとってのプログラミングというもののお気に入りです 楽しいからやっているのと問わ […]

眠りこけた昼下り夕焼けが起こす 今日は確かにあったのだけど どうやら気付けば何処かへと行ってしまったようです 太陽が沈んでいくのを眺めていたのではなくて起き上がっていった僕ら それだけの話なのにどうにも忘れがちな僕ら 寝 […]

今日僕は新しいことを思いつきました 昨日の僕が色んな事を考えてくれたおかげです 一昨日の僕がぐうたらしていたおかげです ずっと生まれたときからずっと僕らは連なっているので今までの僕たちのおかげさまで今日僕はまた新しくなる […]

よく眠るとよく色んなことが巡ります よくのんびりするとよく色んなことが緩やかに入ってきます あまり人のことを気にせずにただ私は私で健やかに生きていくにはこの二つがとても大切なのだと知っています 色んな人がいて色んなことが […]

特にあまり無理はしなくていいものです 無理だと思いながらもやるべきこともあります 無理だと知りながらもやっちゃうこともあります その上でそれを承知で無理だと思って無理にやりたくないと思うことは本当に無理にやらずにいればい […]

今年あるものが来年もあるわけではなく 今日あるものが明日もあるわけではなく 今あったものはもう今には無いかもしれない 夕暮れが朝焼けが今日も語るように揺れていきます 私が夢で泣いたのはもう昨日になった今しがたのこと あな […]

プログラミングをしていると、大抵すぐ「わからない」に出会えます。 わからないけど動かない。わからないけど表示されない。 そんなんばっかです。けれどそこから、「あれかな」「ここかな」「こういうことかな」と試行錯誤してく。 […]

平穏を求めています 楽しさも求めています 安らぎももちろん求めています 少し強めの刺激も時折求めることもあるでしょう 気分は常に異なっており 故に達観したような浮き沈みしない心の需要も感じています 疲れてますねと声をかけ […]

今朝見た夢長い間語り合った人土砂降りの雨の中屋上で遠くの景色を共に見つめてた 何かの暗示だったなら伝えようとしてくれていたならいいなと願う 夕方に隠れて向かった今宵偶然にも見つめ合った瞳が語る夢で語り合った人の名 出来過 […]

新幹線。 行きと帰り、乗っている間に本を読む。 帰り道は半分くらい寝てしまい、少しの読み残しと共に降車。 あと珈琲一杯分くらいだろうなと思い、改札出てすぐのカフェに。 暫くして、無事読み終える。 ひと息。 ふと思い出す、 […]

重さが滲む昼の香り 緩やかに流れる水面になる風 どうせなら連れられ行ってしまえばいいのでしょう花が吹きゆく方角へ 大きな窓の隙間たちから迷い込んだ光の粒たち それを眺めて立ち止まる私の粒たち ゆらめいてゆきましょう私の赴 […]

旅する僕らの音色はいずこ誰も知らずに歩く通り 初めてづくしのはずなのに知ったような顔して歩くその幼さに自ら笑う いつもより足早に歩幅を大きく響かせる足音 アスファルトに自らの新しさを打ち込んでいく誰も知る由もない街 自由 […]

なぜだろう少し早めに眠った夜 いつもより少し早く目覚めて動き出す朝 鳥の声遠くからあなたみたいに響く今 昼間の光が弾け飛ぶフォークの先々 マグカップとやらに踊るように注がれていく水々 私のようだと言わんばかりのニュースキ […]

遠くを見つめています あの日のあなたを見つめています 水辺で温かい日差しの中ぼーっとしていたあなたの背中を見つめています どこまでも広がった夕焼け色の平野をゆくあなたのことを見つめています 小さな部屋のベットの上で布団に […]

花粉症です 鼻がムズムズ困っています 瞼がクスクス痒くなってちょっかいを出してきます 寝る前に薬を一錠飲んでいます ポケットティッシュをちゃんといつも持ち歩いて生きています くしゃみも時折出てしまいます なるべく屋内で過 […]