きっかけ

偏頭痛で目覚めて
眠って治らぬものかとまた目を閉じる

寒いなと思って目覚めて
暖房をつけてまた目を閉じる

思い切り
治るまで良くなるまで
眠ったからか
元気とも少し違う心地よさ
健やかな心地よさが
夜になってやってきた

力むことなく
ただ黙々と
ただ静かに
都会の隅で
カタカタモクモク
独り浸る

元を辿れば
偏頭痛のおかげだろうか
寒かった季節のおかげか

それとも前夜に浴びた
大きく綺麗な音楽だろうか

知る由もなく
夜明けの方に耳を澄ます

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。一つ、きっかけがあるだけで、一見関係のないように見えた物事たちも急にせーので動き出す。やはり世界は連なっている。