今宵の詩

今宵
同じ星にて
同じ島にて
会わずして僕ら
眠りに落ちていく

それは未来のせいだと
明日というもののせいだと
知っている

今日とあまり変わらぬ今日が
訪れるのだという
決まりごと

昨日がそうだったから
今日も明日というやつは
未来というやつは
何の断りもなくやってくるのだ

そういうもんだと
知ったかぶりして眠るのだ

今宵
僅かに疑うもの達だけが
切なさを
或いは寂しさを
持ち寄り抱き合う
今宵

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。明日を不安に思う心が、今を切なく思う心が、向かわせる今宵。