寝ぼけた頭と
重すぎて開かない瞼
それでもやがて食欲に手を引かれ
辿り着いた先で戴く
カルボナーラスパゲッティ
朝のフリした昼下り
天使が飛び跳ねたみたいな
どおりでもはや美しい寝癖のまま
美味しいなぁと何度も思う
少しずつなくなっていく
刻々と過ぎていく
幸せと切なさを
クルクルとフォークで巻き取る
パクリと一口
また一口
チーズの優しい香りが響く身体
料理された愛情を味わう心
自分自身の賞味期限
知る由もない消費期限
ただその全てで抱き締めたい今
願わくばご馳走さまと
また言いたい
戴きますと
また言いたい
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。家で食べるご飯も、レストランでの食事も、ファストフードで頼むハンバーガーも、まずはもう本当に間違いなく、戴きますとご馳走さまの心にて。