ほろ酔い語り

古くからの友人に誘われ、
ビールを飲む。

新しい友人の誕生日を祝い、
レモンサワーをぐいっと飲む。

お酒が好きなわけではなくてね、
ただ親しき人と笑いたいのです。
楽しみたいのです。

本当はお酒なんて要らないのだということも、知っています。それと同時に、一緒に乾杯しようよと言ってくれる友人の、限りなく適当で、限りなく愛すべき心がそこにあることも、最近ようやく少しずつ、わかるようになりました。

コーヒーにて、
僕らは冷静さを保ちつつ覚醒します。

お酒にて、
僕らは冷静さを失いつつ覚醒します。

それもまた、人なのだと思うわけです。
それもまた、あなたなのだと思うわけです。
ほろ酔いの夜に語らいたい人が居るとは、僕ら人類が永遠と受け継いでゆく、友との幸せに纏わる話なのではないでしょうか。

僕はそう、酔っ払い楽しげに帰宅した父から、幼い頃に教わったのだと、今になって届いた気がしています。

父ちゃんそりゃあ、幸せだよね。
友に、父に感謝です。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。友と、あなたと飲むときの美味しいは、楽しい、もしくは嬉しいです。