夕焼けの詩 Short ver.

窓が小分けにした夕焼け
一口サイズの可愛い光
掌に乗ったオレンジ

迷いも戸惑いも
現れてなど来ない我が手
温かさだけが滲む夕暮れ

街灯が灯り出した道をゆく
立ち止まり遠くに深い青と赤
訪れる深呼吸と空白の音

忘れていった先日の件
思い出さなくたって生きていける今日
とめどなく流れる橙色の僕

一緒に染まってくれませんかね
街が尋ねる黄昏時
喜んでと答える人だけが
その味わいを知っている

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。これはまだ途中な気がしています。続きはいつかまた。夕焼けの詩。