変化についての思考

変化ばかりに目がいくけれど、ずっと変化していないことの方を気にしてみるのも、とても大事なことだと思うんです。

だってこんなに世界は目まぐるしく変わっていくのに、まだまだ僕ら幸せや平和には何故だかとても遠い気がしてしまうんです。

確かに戦国時代や戦前戦後みたいな時代と比べたら、そりゃあ僕らは死から少し遠くで住まえるようになった気はします。それでもやはり、戦争や紛争は起きてしまうし、疫病は広まるし、精神的に病んでしまったり辛い思いをする人が後を耐えない。もう何千年も変化して、より良くしよう、より安全に、平和に生きようと努力してきたはずなのに、まだまだ先は長いように思えてならない。

そうは言っても、これだけの変化があって、これだけの素晴らしいことが起きて、笑顔が生まれて、今の僕らはこうして生きているのだから、そんな悲観的になってくれるなよっていうのもわかります。

だけどやっぱり、それでもやっぱり、なんでだろうって思うんです。

それは変化とは、変わらなかったものが変わっていくことと、変わり続けていくこと、その大きく二つの変化があり、そのうち前者より後者の変化に僕らは気を取られすぎてきたからなのかもしれない。

つまり時代が進めば進んだだけ、ずっと変わらずにあるものと、物凄い勢いで変わり続けていくものとの両極端になっていっていて、実はずっと変わらずにあるものの中にだって、変えなければいけないことが沢山ある、けれども変化にばかり敏感な僕らはそれになかなか気付けない。

そんなようなことが積み重なっての、今この時代なのだということを、今更ながら、いや年末だからかな、感じています。

悲観も楽観もなく、主観でじっと見つめて、変えていく。そんな努力を、していきたいなと思った次第の僕でした。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。変わらないものの大切さを見る心を養う大事さ、改めて。