いい日だから

昨日観た演奏の余韻に浸りながら目覚めて、予定の時間を間違えていることに気付きながら慌てて珈琲を淹れる。

ほとんど無意識なのに今日はあのマグカップがいいなとか、この珈琲豆でしょうとか、我ながらナイスに即決しながら慌てる朝。

画面越しに雑談みたいな時間を三時間近くして、よく笑いよく思い気付けば昼。

寝癖も重力に負けていつの間にやら落ち着いて、今振り返るとよくわからん寝ぼけたことを言っていた気もするなぁとか思いながらシャワーを浴びる。

思いついたいくつかのことを、髪を乾かしながらメモする。着替える。おはようって言う。

近所のうどん屋に自転車で行き、久しぶりだからと大盛りを頼んで吐きそうになりながら食べきり少し後悔。毎度のことで我ながら笑えてくる。

帰り道、自転車屋さんでタイヤに空気を入れる。前に入れたのはいつだっけなと思い返しても思い出せない。

そんなに前だったっけなぁ。

そのままクリーニング屋さんにお願いしていた服を受け取りに行き、隣のコーヒースタンドでカフェラテを頼んでひと息。

なんていい日なんだろうと、ふと思う。

こういう日は、
永遠に書いてたくもなる。

こういう日は、
永遠に散歩していたくもなる。

こういう日は、
ずっと考えていたくもなる。
空を眺めていたくもなる。

コーヒースタンドに置いてある詩集を手に取り、読むふりをして過ごす。

平和。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。いい日だから、人に会いたくなる。