新しいものを好むにしても

無知とまでは言わないが、知らないことばかりだとつくづく思う。故に人に教わることがとても多く、知れば知るほど、知らないことばかりだとさらに思えて大したことを僕は語れる気がなくなっていったりもたまにする。

けれどもそれと比べ物にならないくらいに、新しいことを知るのは楽しいと思えることがとても多い。いや、知るのが楽しいというよりは、そこから新しいことを考えるのが楽しいのかもしれない。だから単純な知識を知るよりも、どちらかというと知恵や思考の方が僕にとってはより面白い。知識は誰の口から聞いても変わらない情報だけれど、知恵や思考はその人ならではだし、何よりそこから新たに僕も新しいことを考え始めやすくて楽しい。

どうして、いつから、そう思うようになったのかはわからないけれど、昔からそうだったと振り返っても思うくらいには、新しい物事を見聞きして考えるのを好む傾向をずっと僕は持ち歩いている。

ここで思うのは、新しいものを好む人は、新しくないもの、普遍的なものも同様に好む傾向にあるのではないかということ。

新しいとは変化したということで、それをわかりやすく捉えるためには、なるべく他のものは変化させない、しない状態の方が好ましい。

だからなるべく多くの物事について普遍的に捉えておいたり、例えば日々同じお店に通っていたり、同じ行動を一日の中にちゃんと含めておいたり、するのかもしれない。人って賢い。

生憎そんなに多くの変数を一緒には扱えない頭だということを思えば、そりゃあその方が効率的だなぁとしみじみ思う。

本日も落書きを読んでくださりありがとうございます。愛とか夢とか希望とか、不変の真理を大切にするからこそ見つける新しさが、好みです。