旅する僕らは景色の一部
窓から覗いた人々も
目が合って挨拶し合ったあの人だって
景色の欠片
話した言葉も
聞いた言葉もきっとそう
吸い込んで咳き込んだ
土埃と煙だって旅の景色
飛行機の中
はじめましても無いままに
話して笑って仲良くなったひと時も
確かに見つけた旅の欠片
確かに見つめた旅の風
例えるならば
小さな額に収まる景色に
縮こまって安心して
居座っていたのは紛れもない僕
例えばきっと
小さな額ごと持ち出して
無限みたいに生まれ続ける景色の中で
新しい景色をつくっていけるのだって僕
いつの日も
旅人たる我々よ
景色の欠片たる僕よ私よ人々よ
想像に足る額に収まる光景か
額すらも描き収めて無限に広がる光景か
好きな方を選んで望んで旅せよ生きよ
いずれにしたって僕ら皆
旅の欠片たる色彩
景色の一部たる存在
光を受けて生きていくのさ
旅していくのさ
命の限り
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。ドバイへ行き、ケニアへ行き、帰りはドーハに少し居て、色んな事を思い出しつつ、飛行機に乗り、滑走路へと向かい揺れ、東京へと飛び立つ前に書けてよかったなぁと思いました。ここにきっと、今回の旅から貰った色んな事があるのだと思います。出会って過ごした全ての景色に、アサンテサーナ!