百年の旅をして

雲が作った影を眺めて向かう先
森の中に佇む農園
広がる緑
百年の歳月を経て
語り継がれる木々の趣き
揺れる葉と葉の音色

風と共に舞う砂埃
遠くに見える小高い丘
主と僕らについていく犬

今見た景色の緑から
作られ嗜む紅茶の色味

全ては連なり
時を旅して日々を経て
今もこうして繋がっているのだと
空が犬が木漏れ日が
紅茶の香りが僕に言う

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。百年続いた農園に、森に、ようやく辿り着いた僕。