うたた寝して見てしまった夢の話 伝えたら真実になりそうな気がしてむっと堪えて飲む麦茶 寝ぼけたつもりのまま向かう上りの路線図駅のホーム 真っ暗闇になる前の沈む太陽寂しく静かな美しい夕焼け捕まえたくて夢中で見つめる 薄れて […]
月別: 2022年10月
広げてからの一つって話
視野をぐっと広げてからの、ぐっといつもの風景をじーっと眺めるとか、ぐーっと身体を伸ばしてからの、だだだと全力でスポーツするとか、伸ばしてからの、広げてからの、全力でいつものことに、一つのことに集中するって、とてもいいなと […]
マイ・ホーム・タウン
語らい過ぎて、気がついたらこんな時間だとか思い乗り込む深夜のタクシー。都内某所。 あっという間に一人になって、家路につくべく告げる行き先。運転手が語り始めた生まれの話。 偶然出会ったその人が、全く同じ町の生まれだという奇 […]
ノンドットノスタルジア
寒くなってきたので、お気に入りのロンTを着た。嬉しいなって思って歩く曇り空。 真っ黒な服装の澄ました美人とすれ違う。格好いいけれどもしかし、格好いいのは服装なのかもしれぬと思う。 それにしたってなんだって、何処かで借りて […]
景色に言葉が溶け出して
景色の中へ、透明な板に言葉を印字して額装して持っていって、撮った写真。 色んな風景の中で眺める言葉は、一体どんな感じなんだろうかと思いつつも、撮った写真たちを眺めているともう一つ、違うことというか、違う感覚に襲われるよう […]
睡眠ぼーっと発想法とか
朝起きてふと、「もういいかなぁ」なんて思うことがある。 眠ってる間もやっぱり頭は、つまりは僕はあなたは考えていて、煮詰まり溜まって翌朝滴り落ちてくる言葉の確からしさはいつだって、根拠も理屈もよくわからない。それでも確かに […]
Drawing Travelers
旅する僕らは景色の一部窓から覗いた人々も目が合って挨拶し合ったあの人だって景色の欠片 話した言葉も聞いた言葉もきっとそう 吸い込んで咳き込んだ土埃と煙だって旅の景色 飛行機の中はじめましても無いままに話して笑って仲良くな […]
Traveling Poet#1
広すぎる世界茶色い山々に育った木々その隙間を縫うように連なる道 車窓が追い越すトラックと人牛に馬に町に時々キリン 恐る恐る立ち止まり眺め始めてしばらく経ったら仲良くなれる気がする景色たち 追い越していく景色たちもう二度と […]