知らない土地で車に揺られ
眺めた景色に重ねているのはいつもの人々
どんなに遠くへ訪れても
一時忘れる努力をしなければ
僕はどこまで行っても
いつもの僕を思い出そうと必死になってる
広ければ広いほど
この空はきっといつもの空に
もう少しって手を伸ばす
明るければ明るいほど
この月明かりはいつもの空でも
光ってるんだろうかと思いを馳せる
そんな気がして思い直して
目の前に広がる景色のすべてをそのまま
ちゃんとそのまま見る
考えたいこと
思いたい人
そういう自分に景色を重ねるのではなく
景色があって
目の前に世界があって
そのすべてをちゃんと眺めて
浮かぶ何かに
浮かぶ誰かに思いを馳せる
僕がいようがいまいがお構いなしの
美しい世界なのだと思うと
順番はその方が良いなと思えてきて
その後何時間かが
あっという間に感じられるくらいには
ただ景色を世界を眺めていた
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。僕よりもあなたよりも世界は先にあったのだから、僕らは互いに互いのいる理由をやっぱり持っている気がしてならない。