見失った自分
何処へ行ったんだろうと探したところで
ずっときっとここに居て
目を瞑ったままうずくまって
嫌いになった自分だけ
遠ざけて孤独なフリして
何処へも行かずにここに居る
面倒なことはさておいて
重さなんてあるはずもない心で
軽く笑える自分を見つめてどうか
このまま全てで向かっていって
夜更けの街灯
朝焼けの中の水面
道が伸びてく昼間の喧騒
先々で立つ確かな自分
ずっと居たんだよ
ずっと居るんだよ
これまでもこれからも
確かに自分は全ての中に
どんな景色の中でも真ん中に
自分は確かにここに居る
いつだって
どうなったところで
ど真ん中から愛を自由を希望を
歌うしかない僕ら
心なんて得体の知れないものの底から
声を言葉を掬い上げて届ける僕ら
逃げも隠れも
見失うことすらできないのなら
この瞳で自分で
見つめ語らい歩んでゆくしかない世界
このどうしようもなく
辛く儚く美しい
僕があなたが今日と名付けた
世界の中を
歩み向かってゆく自分
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。どうしたって自分だろうと開き直るための準備運動、離陸するまでの滑走路。ステージへ向かうまでの道すがら。そこで聴こえる歌が欲しいと思って書きました。