時間の違いが故の詩

乗った電車が止まったホーム
束の間に乗り込む人々
発車音と共に閉まる扉

調子悪いなって思ってる心の具合
何してんだろうなって思い返すいつかの僕ら

どうやら時間の進む速さが違っていて
そりゃ合わないよな歩幅も都合も
僕のが早く終わっていったり
君のがあっという間に過ぎていったり
そのくせ同じ顔して明ける今日だもの

どうやってんのさ
どうなってんのさって
尋ねたところで知ったかぶりした言葉たち
眩しい日差しみたいな正しさ程度の
事しか知る由もない僕ら皆

合うはずのない歩幅
揃わない背丈
見つめる瞳
笑い合う声
それでも交わす手
互いの時間

生きていくから
触れ合える僕ら
重なる僕ら

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。時間を僕らは一人ひとり違った速度で感じていて、故に同じことを思ったり感じたりすることのほうが稀なのだということを、最近よく感じながら生きています。