寝ぼけたまま、ずっと音楽を流したまま、気付いたらまた眠ってしまった夜中ニ時頃。
目覚めた時にはもう、逃げていってしまった幾つかの機会があり、終わらずに僕の目覚めを待ちぼうけた仕事たちだけが、僕のことを待ちわびていた顔してそこにいる。
優しく、なるべく確かな言葉を使いたいと日々思う。そう思い毎度心のこの、感覚、感動に見合う言葉を探してみるものの、そんなものはそもそも無くて、ただ結局近しいと思われる言葉を使って生きていくしかないのが定めな僕等人類。
眠る前に書いていたつもりの文章が、翌朝目覚めた時には全く違う奇妙奇天烈なものになっていて、あぁ眠りながら書いたのか、眠っている最中に手が触ってしまっていたのか、真相は定かではないものの、まぁ言葉ってこんなもんだったよなとなんだか納得できてしまった僕の朝。
確かなことなど、やはり言葉の中にはない気がしている。だから抱き締めたり、手を繋いだり、優しくしたり愛したり、助けたり手伝ったり、怒ったり笑ったり、踊ったり歌ったり、僕等は飽きることなくもう何千年もしてるんだと思う。欲し続けてるんだと思う。
言葉は僕等を超えられず、
故に僕等は触れたくて確かめたいのだ。
今この時、目の前を流れていく人生というものを、世界というものを、あなたという存在を。
眠ってしまった僕が見つけたことの話。
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。言葉だけで、本当に伝わったなら、伝えられたらどんなにいいかといつも思うんです。だからこそ、そういう奇跡に出会ったとき、人は感動するのだとも、思うわけです。