終電の一つ前
飛び乗り終える今日があり
終電を過ぎて尚
終わってほしくなどない今日もあり
そのどちらなのかもわからずただ
過ぎていく時間を眺める今日もある
お疲れ様と交わす誰かがいる人生
その喜びを忘れた僕ら
何処へゆく
いつかの僕も
行き交い笑い合う人だったのだろう
いつかのあなたも
立ち尽くし疲れを感じる人だったのだろう
世界よ今日もおつかれさま
ここまで数多の人々が
積み上げてきたはずの夜を思い
絶望と共に今日を終える
希望と共に明日を迎えるために帰る
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。ため息ではなく、深呼吸をしているだけさと自らに言ったりしながら、懸命に生きていく人の儚さと美しさたるや。