晴れ間にて

嬉しくなることも
悲しくなることも多い日々

悲しさは何処から来て
何処へも行かずに此処に居る

嬉しさを探して
何処までも行くけれど
一体何処まで行けばいいのだろうかと
空を望む

晴れ間を今日が過ぎてゆく

髪を滴り
肌を流れていく汗が
悲しみを運んで消えていく

すべてを何処かへ追いやる暑さに
救われている小さな私
その人影を発見する

日に照らされて
どうやら私は今日も此処
悲しさと嬉しさの間
晴れ間に影を落として生きている

嬉しさを
喜びをそれでも求めて此処にいる

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。歩き続けるから、辿り着く何処か。歩き続けたから辿り着いた此処。