永遠に続いたらいいなって
思うことがいくつかあって
それでも歳は重なり
僕らは育ち
やがて何処かへゆくのだろうなと
ベビーカーに乗った混じり気のない声が世界に伝う
季節は巡り何万回目の青空を
見上げ汗ばみ恋をして
色とりどりの心地を知って
何処かへと向かっているのだろうなと
窓ガラスに映った僕が
今日も告げる
決まりきった世界ではないにせよ
決まってしまった気分から
抜け出すように欠伸する
いくつもが重なりゆくのだと決まった世界で
たったいくつかに永遠を望む
果てしない浅はかさに誇りを抱いて
何処までもゆける僕らでいたいのだ
ただそれだけのことを
たったそれだけのことを
思い出すように飲むラムネ
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。扇風機を眺めて数えた永遠が懐かしい。