遥かへの詩

少しぼやけた視界の中
緩んだ心であなたを見ていた

遥かなる時が経ち
僕はあなたを見失い
その少し先で幸せそうな人と出会う

明日の美しさを
いつからだろう分からなくなったのは
思い出さずに眠るようになったのは

明日の楽しみを
いつからだろう期待する間も
夢見る時間も無くなったのは

眠る前の緩やかな夜
目覚めた後の優しい朝日

そこに全てがあったのだけど
いつだったか
持ち去られてしまってからは
手に入れることができずに
今も疲れと共に居る

生き急ぐつもりもないけれど
少しは急がなければ
命は待ってやくれずに先をゆく
みんな必死に我先にとゆく

良し悪しなんて
まだまだ分からぬ心で
なりふり構わず生きていく

幸せなんて分かることなく
求めるままに生き急ぐ

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。いつか全てを持って現れる誰かを求めて、遥かへとゆく。