夜更けの話

雨の音がする
一日が過ぎ去り
早かったはずの時間が止まる

雨音と吐息だけの部屋
とても静かに時間が歩く

夜更け

ここできっと
人は独りぼっちになって
抱き合う

ここできっと
歳をゆっくり重ねて人は
生きていく

夢はいつ生まれるのか
きっと夜更けさ
そう答える

雨音が止み
時計の針が進む音だけが
響く夜更け

本日も落書きを呼んで下さりありがとうございます。歳を取るのもきっと夜更けさ。