行き交う一つ一つ

銀色に光る髪
光に照らされ進む窓辺
越えていく景色の中
揺れる身体と汗ばむ気配

どうやらみんな
何処かへ向かって俯いている

その中でまっすぐ独り
空を見つめて微笑む人
優しい顔で本を読む人
目を瞑り幸せそうに眠る人

どんな音色が流れているのかその心
どんな景色が映っているのかその瞳

すれ違ったあなたに名前があるように
移りゆく一つ一つ
景色に名前があるならきっと
いつか訪ねてみたい青空

何処へゆくのか
どんな旋律に心を揺らして歩いていくのか

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。どのみち瞳に映った青さの中で、何はともあれ今日も一緒に踊るわけだから。