僕という一枚絵

前へ前へと向かっていく
その道すがらでふと立ち止まり
空を眺める
遠くを見つめる

晴れた空に響き届く踏切の音
走り去っていく車に自転車
立ち止まった僕を追い越し進む人の足音

このまま進めば数分後には
僕はきっと電車に揺られて街を出る

このまま進めば数時間後には
きっといくつかの仕事を終えて安堵の笑みを浮かべるだろう

数日後には
数年後には
僕はどこで何を
このまま進めば一体どんな人たちと
笑い合ったりしているのだろう

僕という一枚絵に書き足していく今ならば
どんな絵にしたいかくらいは
立ち止まって空を海を遠くを眺めて
物思いに耽ってみるのもたまにはいいもんです

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。今を生きろと自分が自分に強く囁く。美しい未来を描いてゆきなさいと、青空が僕に告げる。