三次元の光の中

雨を眺めながら
冷たいカフェラテ

霧雨の中を歩きながら
遠い国の歌声たち

画面越しに
言葉を確かに
深呼吸して打ち込む心

赤い靴を履いた人が
柔らかい笑い声を響かせる

少し揺れた水面を眺めて飲み込む
南半球の味がした気がする

大きなあくびをして
薄い黒と白とが重なったみたいな
午後の光を窓から眺める

此処に居てくれたなら
或いは其処に居させてくれたなら
どんなに多くの心を通わせられたか

もうすっかり忘れてしまった
二次元越しのあなたを思う

すべてを思い出すように
景色を声を
眺めている

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。同じ場所にいるとか、ちゃんと三次元の光を眺めるだとか、触れ合うだとか。そういうことの大切さを思い出していきたい。