可不可

溶けた時
何が私の元に残ったのか
今はまだ知る由もない私

ああそうか
そうだったのかと知る時へ向けて
ただ生きていくしかない私

希望という名の殻を被った
真実なのだとそれをいうなら

きっとこの世は可も不可もなく
ただ此処に在り
あちらへと流れていくだけのもの

それをどう思い
楽しみ悲しみ面白がるのかこそが
私でありあなたである

笑い合えるかどうかはつまり
互いにのみ関わることで

流れゆく世界は常に全て
どうでもいいような顔して
たゆたっている

ただそれだけのことなのかもしれない

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。誰かがあなたを呼ぶ声がして、私はあなたに手を振って、その時だって世界はのんびり寝ぼけ眼でただただ流れている。