森や鳥との詩

向かう列車が立てる音
聞き耳を立てるみたいに
こっちを眺める緑の町並み

太陽に照らされた川
窓から眺める私といえば
誰も気にすることなく通り過ぎてく
風か鴎か雀と同じ

日焼けした肌は
今日も光が世界に降り注いだ証明として
暫く私を世界に留める

私の有無に関わらず
降った光も雨も
吹いた風もなびいた木々も
今日という日を確かに示す
その片隅で僅かに確かに私も残る

そうだ
川を泳ぐ魚みたいに川辺を歩こう
山をゆく鳥たちみたいに山辺で遊ぼう

山も川も
魚も鳥も
私もあなたも
今日を間借りした者同士
仲良く楽しく生きていけたら

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。そもそも、そういう話だったと思い出す緑の中での夜。