小さな自転車に乗って、横目でいつもの街を眺めながら、少し遠くのお店まで行き、珈琲を飲む。
カウンターしかないそのお店で、目の前を忙しなく行き交うマスターの音を楽しみながら、静かにこれを書き始める。
書くことが無くなる気がしないのは、僕の才能でもなんでもなくて、ただ今日もざわめく世界のおかげで、色んな刺激を与えてくれる優れた友のおかげなのだと思う。
毎日書くのは、毎日そうやって色んな事を考えさせて貰っているということでもあり、こうして今日も、「書くこと無くならないんですか?」と尋ねてくれた誰かのおかげで書いている僕が居る。
昨日もまさに、色んな事を言葉を親しい人から受け取って、それについて今日もまだ、きっと明日もまだまだずっと考えながら過ごすのだろうと思うと、やはりどうして、書くことが無くなることは当分はないのだろうなと思えてしまう。
気付けばもう珈琲は残り僅かになっていて、一杯を楽しむことと、一文を楽しむことはやはりこうして似ているものだと、勝手に思い少し微笑む。
いい天気だ。
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。情熱こそが全てなのだという話を友から聞いて、僕の心の中のきっと赤というより青色だろう炎の光を久しぶりに思い出した気がした先日。