詩のうた


たった一行じゃ
この世界は掌を返すみたいに変わってやくれない


いくつかの美しい言葉の羅列は
ときに誰かの心を癒やし
ときにあなたを分からなくする


書き終えたとて
一生消えない完璧への夢

詩なんて書いて
何になるのさと放ったいつかの友よ

詩なんて書いて
どうやって生きていくのさと
無邪気に思ったいつかの僕さ

それでも
だからこそ
書くのさ今日も

追い求めるのさ
あなたの世界を変えるような
僕のすべてを照らすような
一篇一節一行一言

何になるのさ
なんて声は遥か彼方
喉を枯らしたって届きやしない程

どうやって
なんて思考は遥か彼方
必死についてくるしかない程に
遠く遠くへ霞んで見える


きっとそれは美しいもの
かけがえのない
誰の手からも生まれうる
自由の証拠

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。詩。そうそれは、リュック一つで世界を旅する自由に似ている。