今と今まで

向かった先で交わした言葉
新しい景色が故の思考や発想

当然のように起こった偶然が
今までの自分を頼りにではなく
今の自分で考えよと私に囁く

この目に映った今日のすべて
眠りに落ちゆく束の間に
何処かへゆらりゆらりと消えてゆく

目覚めた頃に残った自分を抱き締めて
涙を欠伸のせいにし目覚める
明日の私

ひどい寝癖は
夢の中走り去った
誰かの吹かした風のせい

寝ぼけ眼の奥底には
きっとまだ空を飛ぶのに忙しい子供の私

誰も気付かず
私も知らない朝の心の奥底で
昨日のすべてと
昨日までのすべてが描き続ける夢の話

それらを大事に大事に
自分の深く深くに抱えたまんま
今日も私は私をゆく

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。周りの人が知っていると思っているあなたは、大抵の場合が今までのあなたでしかないのだということ。