祈りの詩声

季節の情景
僕の残像
あなたの余韻がこだまする

雨上がりの世界の香り
深く吸い込み上を向く今日
光指す瞳の奥底

進む寿命の短針長針
無音がゆえの他愛ない日々
胸に手を当て感じる生

世界とは
一度も出会うことのない人が殆どの
今日のこと明日のこと
これまでのこと

誰かがあなたの名を呼ぶ声
受け取り手にする当然の奇跡
晴れ間に響く鳥のさえずり

吹き抜けた光
愛の言葉が残した耳鳴り
今日のあなたを聞かせて欲しい

明日の僕らをいつまでも
夢見ていたくて

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。書き終えて、思わず天を仰ぎたくなることがある。生きててよかったって、思う言葉たちがそこにある。