海沿いの詩

波音を聴きながら
海風に吹かれながら
真っ直ぐ歩いていった海岸線

遠くで鳴った踏切の音
通り過ぎゆく車たち
土から返る僕の足音

知りたかったのは
答えではなく問いの方

自分のことを
あなたのことを
世界のことを
もっともっと
知りたくなるような問いの方

波音が海風が
世界の音と音とが
自問に自答を返して弾む

波音みたいな親友と
海風みたいな相棒と
世界の音色みたいな人たちと
これからも歩いていけたらいいなと思う

これからも出会い笑い抱き合いながら
歩いていけたらいいなと思う

いつか見た海岸線のような日々を
眺めていけたらいいなと思う

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。何度だってこのことを、思い出して生きていけたらいいなと思う。