豊かな彼らが歌う詩

涼し気な空
光の中をゆく列車

そうだ
このまま海まで行こう

そうだねこのまま
海まで行こうか

青空も海風も
どこまでも続いていって
追いかけたならやがて
辿り着くのは未来の背中

そんな歌を誰か歌って
僕らゆくのさ
海と空とが混ざりあった景色まで

そこでようやく
わかることもあるだろう

そこでようやく
言える言葉もあるだろう
至る答えもあるだろう

一瞬が光るとき
心のすべてが響くとき
永遠にせよ愛にせよ
ああこれかあって思うとき

海のような空のような
広さを世界に自分に感じるとき

掌に流れるすべて
身体を瞳を流れるすべて
海の中 空の中
泳ぐように飛ぶように
光の中で僕らきっと
笑うだろう

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。豊かさとは、「私は自由である」と知っていること。海をゆく空をゆく彼らのように。