彩る言葉と理由の詩

衣替えした姿の街並み
人々はあいも変わらず無言で行き交う

これだけ人が居るのだから
笑いの一つ二つや
偶然の出会いの三つや四つ

起きて笑った声色が
響いて和んだっていいのに世界

あぁ例えばいつかの
灰色に見えた窓の外も
街の空もあなたの声も
明るく青く
濃く鮮やかに
この目に映る日が来るのだろうか

いつかの虹色みたいに
思い出す日が来るのだろうか

来るんだろうねって
なんの根拠もないくせに
優しい音で誰かが空に放ったんだ

そんな言葉を
そんな詩を
友達から聞いたんだよねって
何処かで見たんだよねって
この後誰かにあなたに
話してみようかな

そしたらきっと
少し世界はもう少し
色付く気がする静かで雑多な世界の片隅
灰色が季節に混ざり彩る今日の街角

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。根拠なんてなくたって、説得力なんてなくたって、言ってもらえたら、伝えてくれたら嬉しいことって、世界が少し明るくなったり暖かくなったり、色付いたりすることって、ありますよね。