待ってるだけでは
手に入らないものがあり
続けていたって
届かないことだってあり
それでも
何度でも届くまで
手を伸ばすから万が一
届くことがあるのだということも
知っている
何もしないで手に入ったとして
そういうものは
すぐに飽きて壊して忘れてしまうよ
そういうことを教えてくれた
もう何処へ行ったか分からない
子供の頃に買ってもらったオモチャやゲーム
ぬいぐるみのフリした相棒たち
いつの間にか
届くかもわからない物事に
本当は辿り着きたい景色に
手を伸ばさなくなっていってやしないか
それでいいのだと
「今までの自分」という名のおもちゃ箱に
子供部屋に思い出に
閉じ籠もってやしないか
そんなことを
心の何処か遥か遠く
忘れかけた夢の顔した自分たちが
雨のカーテンの中
深夜の静まり返った部屋の中
朝焼けが覆う落ち着いた空の下
今の自分へと時折叫ぶ
本日も落書きを読んでくださりありがとうございます。偶然も運命も、そこにあなたが居たから起こりうるのだということ。