詩の書き方

「どうやって書いてるんですか?」とよく聞かれる方だが、最近特にそういうことが多いのでそれに乗じて普段にも増してよく自分でも考えている。

書くだけなら、それは難しいことではない。
ある程度の意味が通るように、リズムよく言葉を繋げていけばいい。
もっと簡単にというのなら、短歌のように、例えば今朝の朝食について五七五のリズムに合わせて説明すればいい。

今日の朝
食べたご飯は
玉子焼き

これも詩であり、これを書いた僕は故に詩人であると言ってしまっても、間違いではないと僕なんかは思う。

けれどこれが優れた詩かと言われると、それはそうではない。

何故ならこの詩には、
読み手にとっての新しい発見が無いから。
それはつまり、殆どの人が発見したことのない、もしくは忘れていたり、知っているけど言葉にはできていない、独自の視点が無いということでもある。

じゃあ「どうすれば優れた詩を書けるのか?」。
そして晴れて詩人と胸を張って言えるようになるのか。

それは即ち、「世界を自分の視点で見るにはどうすればいいのか?」という問いに繋がっていく。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。優れた詩人のつもりになって、少し考えてみました。ちなみに先の例文は、こんな感じになるともっと詩的になったなぁと思えそうかな。

今日の朝
食べたご飯についてをふと思い出し
あれはまさに
こんな忙しい日を象徴するかのような
目玉焼きだったなぁと気付く夕方

発見と視点と、物語が垣間見えると尚よい詩。なのかも。