春の詩

春風だと名付けたのは
一刻前の私であり

春一番だと世界に言ったは
確かいつかのニュースキャスター

青春の中で
光よりも輝いていたいつかの君は
今日は何処かで
青い服着て新たな誰かを照らしてたりして

緑に変わりゆく土手の芝生
少し早めに咲いた花々
祝うように集い眺める春の人々

優しい歌が聴こえてきそうな青空が
花の色が
私に君に
春という言葉の色を教えてくれる

嬉しいばかりの人生じゃないだろうから
悲しいばかりの人生でもないのだと
言いたげな春の香りが通り過ぎる

訪れる春の中へ
新しい起承転結を呼び込み
歩んでゆく私達

聴こえる風の音色に耳を澄まして
眺める草木の色彩で心を染めて
春を纏って歩んでゆくのさ

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。春の中を笑ってゆこう。