雨が上がり
人々の声が街に響き始めた
午前と午後の丁度境目
もっとずっと
眠っていたいと願った自分は何処へやら
日差しに照らされ空の中
春の方へと歩いてゆく
世界の理なんて
本当はどうだっていいのだ
愛が生まれる理屈にしたって
本当は在って無いようなものだろう
その証拠のようにほら
今日出会う奇跡みたいな景色のことを
まだ世界は知らない顔して僕らを見てる
その証明のようにほら
手を繋ぎ歩く二人も
公園で駆け回る子供たちも
理なんて愛なんて言葉のいらない姿で笑い合ってる
光指す午後
賢さこそが正しさなのだと
思い込んでたいつかの僕も
無邪気に笑い
春の方へと歩いていった暖かい光
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。少しまだ肌寒い空気を明るく照らす暖かい日差しも、いいもんだなぁと思ったんです。そこに何か理屈があったとしても、それはあまり今は必要無いんだよなぁと、思ったんです。