春に宿る切なさと

春の光
何処へゆくのか僕の心

せめて
誰かの心を照らしながら
暖かい光と共にゆけたらいいのに

静かなまま
揺れる海風 波風 春の風
きっとこのまま漂って
季節を越えて渡ってゆく鳥のように
ゆけたらいいのに

光が剥いだ衣達
季節が連れ去った恋人達
もう届かない昔の話
遠く遠くに眺めて笑って
空をゆけたら

青空の中を
暖かい季節の中を
肌を撫でる風に揺られて
そんな心と僕らゆく

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。春にだって切なさはあるものだよなと思いながら。