素晴らしい話を聴きたい
妬みも僻みも生まれすらしない
ただ素晴らしく
心が洗われるような
そんな話
美しい音楽を聴きたい
考えることなど何も必要ない程に
ただ軽やかに
心が落ち着いていくような
そんな音楽
街を眺めて
少し考え事をしながら歩いていたら
大きな段差に躓いてしまった
その拍子に僕は
何故だろう確かにそんなことを思った気がした
今日も
いや今日なんて本当に多くの
何故だろうどうしてだろうが積み重なって
僕は僕を見て見ぬ振りして歩いていくのに必死だったのかもしれない
無性に街を空を眺めてしまうのは
広く豊かな空白を
自分の中に求めているからなんじゃないか
それならそれで
その空白に何を吐き出したい訳でも
何を置いていきたい訳でもなくて
ただ僕は僕のまま
あなたはきっとあなたのまま
その空白の景色と共に生きてゆけばいいのさ
それならそれで
それはとても健やかなことなんじゃないか
そう僕に思わせてくれた
眺めた空と街の束の間の
今日の景色
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。例えばどんなに僕のあなたの中がいっぱいだったとしても、空は街は海は自然はそんなことお構いなしに色んなものを寄せては返し、吸っては吐いてを繰り返し、白さを纏っているのだと思う。