夜明け前の私と世界
珈琲の香りが導く朝焼け
帰り道では出会えなかった誰かもきっと
昇る朝日の中ならば
目が合い出会い
言葉を交わせる気がして向かう
どうだい歳を重ねた僕等の未来
若者ばかりに夢を託して
希望を任せた大人は今日を
一体どんな色に染めるの
明けていく世界の中で
抱いた光のような夢
忘れること無く目覚める子供と
忘れても尚
心の何処かに抱えて育った大人と大人
夜明け前の私と世界
朝日が照らす寝ぼけ眼の夢と希望
重ねてきた失望も絶望も
照らされたなら光るだろうか
その輝きを合図に僕等
語らい始めることができるだろうか
手を取り合い
笑い合うことができるだろうか
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。「小さな日々の言葉たち」という小冊子を作るんですが、その創刊号の申し込みがどうやら本日10日の深夜0時までだそうです。
なので創刊号のタイトル「夜明け前の私と世界」のことを考えて、今日は書いたわけですが、最後の言葉たちなんて本当にそうだよなって僕も書いていて思いました。
「明けない夜はないのだから」と人は言うけれど、そもそも過ごした孤独な夜が、苦しい夜が、悲しい夜があるから、僕等は時として新しい誰かと出会ったり、仲良くなったり、新しい世界と出会ったり、飛び込んでいったり、することもちゃんとあるのだよなと。
そんな意味も、創刊号のタイトルに込めて、お届けできたらいいなと思いました。
読んで下さりありがとうございます。明けてほしいと願い夜を過ごしたすべての人へ限りない敬意を込めて。